トリプルポジティブ乳がんが完全奏効するまで

EC療法で完全消滅した乳がんの記録

治療と副作用

トリプルポジティブ乳がんの温存手術から退院まで

更新日:

 

私が受けたのは乳房温存手術というものです。

ECなどでお世話になってきた主治医が手術をしてくれると思っていたら、ぜんぜん知らない先生に手術されることになり目が点に。。

それでも主治医が「信頼できるボクのお友達の先生なんで安心してください!」というので、まあ、、信頼することにしようじゃないか!と思った。
(でも、やっぱり安心感が違うよね・・・)

 

手術の説明は手術日の前日

上に書いたような経緯があり、手術の説明などはすべてこのお友達先生から受けました。

私の場合は、化学療法で乳房のガンはほぼ消滅している状態でしたが、本当にちゃんと全て消えているかを調べるためにガンがあった場所周辺を切り取り確認するということでした。

もし芽のようなものが残ってた場合、すぐにまた大きくなって治療が大変になってしまうのでそこまで調べなければならないと。。

リンパに関しては、この時点で4mmくらい残っている状態だったのでそこを中心に周りを切除するといった説明でした。

後遺症としてリンパを取ったほうの腕の下部分が痺れたような感覚になり、これは術後もずっと残ると言われました。

あまり気にならない人もいるみたいですが、私はとてもそういうのを気にしてしまうほうなので数年経った今でもまだ慣れることができていません。

そして、一番気になっていた手術の傷跡の話を聞いたところで「え!?話が違う?!」となりました。

理由は、主治医から聞いていた話では、乳輪に沿ってメスを入れるから傷跡はほとんどわからないと思うよ!ってことだったので安心していたのに、手術前日になってガッツリ横線の切り傷が残るという説明。

乳首上あたりに横に一本、リンパの脇に一本メスを入れるので・・・と。

傷のほかには、乳房の部分切除という形になるので切除した後は上に引き寄せられて一回り小ぶりになるということ。

そこで切り取った部分をオニオンスライスのように切って細胞レベルで調べるというものでした。
その後、手術で必要になる物、用意してほしいものを看護師さんから伝えられました。

 

実際の手術の流れ

手術日の前日、午前中に入院手続きを済ませ病室へ行く。
病室は3タイプから選べる仕組みだった。

340dc7ca24人部屋は追加料金なし。
2人部屋は3,000円ほど追加。
個室が16,000円追加でした。
もっと高い一日ウン十万ってお部屋もあったけど(^^;)

私は普通の個室にしました。

ずっと帽子かぶってるのも、話し声とか気にするのも鬱陶しいし、、それに保険で入院1日/5,000円は下りたのでまぁいっかと・・・。

病室内はネットもできるし、DVDも見れるようになってました。
DVDは別料金でしたけど;;;

部屋に入って早々に採血され、午後にレントゲン・出血時間の検査などの予定を告げられました。

ちなみに出血時間というものを初めて受けたんだけど、耳たぶに針を刺してどれくらいの時間で血が止まるかというチェックでした。
え!?耳たぶに直接針刺すの!?っと、ここでもビビッてましたがそんな痛くなかったです!

手術前の検査はそれくらいで後はゆっくり部屋で過ごしました。
この日の夜は自分の胸を見て泣きましたね・・・。
もうキレイな胸は見れないんだなぁと思ったら涙が・・・

 

手術に当たり用意したもの

病院によって違うと思いますが、私が指定されたのは以下です。

・パジャマと洗面具:パジャマは貸し出しもあり
・バスタオル・フェイスタオル等のタオル類
・爪切りや髭剃りなどのお手入れ用品
・履物:かかとのついているもの指定
・マグカップ:取っ手のついているもの指定
・ティッシュペーパー1箱
・羽織るもの

 

  • 少しお金の余裕があるなら個室にする音をお勧めします。
    ハゲ散らかした頭を人に見られても全然気にならないわ!って方はいいですが、そうじゃないなら個室がいいですよ~。
    何気にずっと人目を気にしながら帽子を被って過ごすのも疲れると思うので。。

 

温存手術の内容

手術当日は、9時ごろに手術間の点滴をすると言われベッドで点滴。
この点滴はつけたまま手術室に向かうようで、”つけっぱなしかぁ・・”とまたブルーになる私。

11時頃に先生と看護師さんたちが病室に迎えに来ました。

この時点で私はすでにT字帯弾性ストッキング着用済み。
ちなみにこのT字帯と弾性ストッキングは、院内の売店で買っておいてくれと言われて「え?!そこ別で買わなあかんの!?・・・っていうかT字帯ってなんぞそれ?(・ω・`*)」って顔してたと思います(;´∀`)

T字帯っていうのはこんなのです↓

モノによって形が多少違うみたいです。

まんま”ふんどし”ってのもありましたが、私は”ワンタッチT字帯”というものを選びました。

しかしT字帯もストッキングも付け方がわからず、スマホで『T字帯の付け方』で検索する始末。≧(´▽`)≦

「じゃあ、手術室に移動しますね」と言われ、点滴をコロコロと引きながら自分で歩いて手術室へ向かいました。
TVの影響でこういうのは寝かされて運ばれるものと思っていたので「あ・・・自分で歩いてくんや(・ω・`)」と、ちょっとガッカリ(笑)

 

手術室手前で名前の確認。
担当する先生たち、看護師さん、その他色々な方が挨拶してくれました。
でもこの時点で緊張はピークに達していた私は、ほとんどなにも頭に入ってない。

そしていよいよ手術台へ…

腕に血圧計がはめられ、指に脈拍のがつけられる。
着ていた手術着を脱がせられる。
T字帯のみになる。
もちろん上にブランケットみたいなのをかけてるよ!

340a1手術の説明をしてくれてた、ちょっと年上の看護師さんがずっと横についててくれて、私の手を触った途端あまりの冷たさにびっくり!私もびっくり!(笑)

緊張でもう手足は氷のようになっておりました。だって手術なんてしたことないからね!
しかも乳をそぎ落とすんだよ!?

看護師さんは『大丈夫よ』とか『緊張するよね』とか話しかけてくれた。
でももう私の精神はショート寸前(笑)

それでも、テレビで見る手術室とは結構ちがうのねー、明るすぎじゃない??・・・とかしょーもないことを考える。

そして麻酔科の先生が『点滴に少しずつ眠くなるお薬を入れていきますねー』と言い、もわわわーーんとしたアルコールっぽい感じが頭を回ったなー…と思ったとこでパッタリいったらしい。

 


 

「みるこさん?みるこさーん?」と名前を呼ばれ目を覚ますとそこはまだ手術台の上だった。

本当にあっとゆーまに終わった感覚。
まだフワフワしてる頭で”え?もう終わったの??あれ、、まだ手術室なの?”と考える。

340opjohしかーし、即異変に気づく。
例のあれ、あれ。気管チューブ
呼吸のために喉に入ってる物体。

もちろん事前の説明で、こういうものが喉に入るという説明は受けておりましたが、そんなことすでに全く忘れててプチパニックになる。

ゆっくり息してくださいと言われるんだけど、異物感でむせそうになる。

しかも息出来てる感覚がない!!

 

え?!うそ!?息できひんのやけど!!
えーえーえーー!?しぬしぬまじしぬ!!!・・・なんて思うんだけど、、苦しくない(笑)

そこで『はい、ちゃんとできてますね(⌒∇⌒)』という声。

え?なんだ・・・できてんのか。。(*´Д`)=з
もう初めてのことだらけで息ができてるかどうかもわかってない状態。

その安堵も束の間!
「じゃあ抜きますね~」の声が。
次の瞬間、喉に入っていたチューブがズルズル~~と抜かれる。

これは・・・マジで吐くかと思った・・・

この時点でもちろん目は覚めてるんだけど、ウツラウツラって感じで何がなんだかよくわかってない状態。
そしてまた手術着を着させられ、コロコロ寝台に乗せられ病室へ。
朝9時につけた点滴はまだ繋がった状態。

尿管が入っていて、右乳からはドレーンが出てる。胸には胸帯。
足にはむくみ防止なのか、エアーポンプのマッサージ機みたいなのがついてる。
これは結構気持ちよかった。

手術した胸は起きた瞬間から鈍い痛みがあった。

そのままずっと痛みは続き、痛み止めを点滴として流してもらうも効かず、二回目の痛み止めでやっと楽になった。
病室に入ってからはとりあえず眠くて、起きててもボーッとしてて、気がつくとカクンと落ちてる。
多分麻酔が完全に抜けてなかったんだと思う。

 


 

下半身はT字帯の上からオムツを装着してる模様。
オリモノがなんかドロドロ出てる感じがする。キモチワルイ。

私は、手術前から変なオリモノが大量に出るという異変に悩まされていました。

手術日をはさんでの3週間に1度のハーセプチン(1年間)を初めて2回目の時から、オリモノが大量に出るようになったです。
「子宮がん」という不安が私の中に渦を巻き、主治医にも相談しましたが「手術も控えているし精神的なこともあると思います。気持ちにすごく影響もするからね。抗がん剤していると色々なことが出てきます。」ということで、手術日まで放置だったのです。

しかし、このオリモノ、手術後からピタっと治まりました。
やっぱりもうすぐ手術という緊張の中の精神的なものだったようです。
本当に体は正直なんだなぁと実感した瞬間でした。

340ipod術後、看護師さんから「寝返りとかうっても大丈夫だし、腕もできるだけ動かしてね」と言われるけど、動かすと痛いからそんなブンブン動かせるわけない。(・_・)

だけど動かなさすぎか体が痛くなってきて少しずつ動かす。
でも尿管が気持ち悪くて下半身の動きは極小モード。

 

点滴とドレーンと尿管に繋がれてこの日は眠りに付きました。。。
上の写真は私がつけていたドレーンです。透明の管を通って容器に液が溜まっていく仕組み。

ほんとは血液の混じった赤~オレンジ色の液体が管の中にあるのですが、カラー写真だとちょっと苦手な方もいると思ったのでモノクロにしました。
見ていてあまり気持ちのいいものではないですしね。。

 

-ドレーンの詳しい説明は以下を見てみてください-

http://www.med.nagoya-u.ac.jp/nyusen/sick/brest/b_cure_kind5.html

 

退院までの道のり

点滴と尿管が取れたのは、次の日の11時頃。

手術前日の夜から絶食だったため空腹感がとんでもない。
手術の部位は痛み止めを飲んでも治らない鈍痛が続く。
腕もほぼ上げられない状態。
そして、この状態で午後はレントゲンを撮ると言われる。

ドレーンの液量は、手術から二日目で102。三日目で70に。

この数字が50をきったらドレーンを外すと言われていたので、早く取ってほしくて暇があると数値見てました。
ちなみに経過の確認に来る先生は美人女医さん二人でした。

ドレーンの数値は100以上がずっと続く人もいるみたいですが、最長でも4~5日で外すそう。
それ以上つけたままにしておくと逆に細菌とかが入ってだめみたいです。

最初の頃はこの液も赤いものが出てたんですが、2日も経つと透明なものに変わってました。

 

- 手術後は腕をの運動 -
手術後は術側の腕を動かすのもなんだか怖いんだけど、先生になるべく動かすように言われます。
術後から動かすようにしていないと腕が上まで上がらなくなるんだって!
なので、暇があれば腕の上げ下げ運動をしてました。
術後2日の時点で90度くらいまでは上がるようになってました。
現在は全く普通に耳にぴったりくっつきます。
引きつるような感じもありません。

 

この頃、何が一番つらかったかというと、私の場合は皮膚が異常に弱くなっててナイロン系のものを皮膚につけるとひどい湿疹になりました。
入院中は手首にリストバンドみたいなものをつけていて、それがどうやらナイロン系でできていた。

気が付いたら手首から腕にかけて、ひどい湿疹だらけで痒みマックス!あまりにも酷くなりすぎて痛みまで出てくる始末。
看護師さんに言って薬をもらって、リストバンドと皮膚の間にガーゼを挟んでもらい、なんとかリストバンドは外さずに退院まで行けました。

 

結局、ドレーンが抜けたのは術後3日目。

ドレーンを抜くことになったこの日、自分で確認した時はまだ70あったので、まだ無理だなぁと思ってたんです。

しかし、この日の経過チェックで「もう液も少ないのでドレーン抜いちゃいますね」と軽く言われた!
すぐに用意が始められ、まずは病室のベッドに横になったままで表面の糸を取る。
これは皮膚が引っ張られる感覚はありましたが痛みなどはありませんでした。

ドレーンを抜くのは全く無感覚!
なんだか知らないうちに抜かれていたという印象。

そして「明日、退院にしましょうか」となりました。(*´▽`*)ヤッタァ

手術日から4日目で退院OKが出て、5日目で退院したことになります。

ほんとだったら4日目で退院できてたと思うんだけど、病院のシステムで退院手続きは朝10時と決まっていたのです。
そして、この退院の日の朝方に私は始めて自分の傷口を見ました。

ずっと怖くて見れなかったんです。
先生が来て傷口を見るときや看護師さんが胸帯を直すときなども見ようと思えば見れたんですが・・・どうにも恐ろしくて(^^;)

だけど退院したらそんなことも言ってられないので、意を決して見ることに!!

 

手術の傷口はテープでわからない状態

傷口の上には透明のテープが貼られていて、傷口そのものを確認することは出来ませんでした。
しかし説明されていた通り、乳首の少し上あたりに横に一本スーッと黒い線が。

340u13この黒い線はたぶん切るときの印でマジックだと思ってたんですが、後になって消毒液みたいなものだと思い直しました。

その傷の上から透明の薄いテープが貼ってあるけど、テープがしわしわなのと消毒液の色で傷口自体がどうなってるのかよくわからない状態。。

胸の大きさ・形は言われてた通り小ぶりになってて少し乳首の位置も上がってる感じ。

だけど、自分が思ってたほどの変形はないように感じました。

この時はまだベッドに寄りかかった状態で見ていただけなので、うちに帰った時にちゃんと鏡に映して見てみました。
まぁ、、感想は変わりませんでした(笑)

リンパ節郭清のための脇の傷口にも同じようなテープが貼られてました。
このテープは退院後もなるべく貼ったままにしておいて下さいと言われ、無事に退院。
テープは長い時間貼っておいたほうが傷口がキレイに治るようです!

退院したその日から入浴してもいいよって言われてたんですけど、なんかやっぱりちょっと怖かったのでシャワーのみにしました。
このテープは防水だと聞いていたので、何も考えずシャワーで流していたら・・・途中で胸のテープ見て”うわぁぁぁ(゚Д゚)”ってなりまして。。

340wayh・・・ブヨブヨになってるのです。
端っこが剥がれかけてて、ブヨブヨブヨ~~~って感じに。

どうやらこのテープ、二重構造になってるらしく上はテロテロの防水で下が糊みたいなもので作られてるようです。

それで、水分含むとその糊が膨張しちゃって白くブヨブヨになるということみたいです。。

もちろん、そのぶよぶよ部分から剥がれてきちゃうわけで・・・防水のようで防水じゃない感じ??
でもですね、不思議なことにこのテープ、そのままで放っておくとなんとキレイに元通り!

水分蒸発すると元に戻るらしい・・・それはそれですごい・・・

 

手術後の生活と支障

入浴は退院2日後からしました。
テープの部分まではつかりませんでしたけどね。

3日目の朝に脇のテープが剥がれ落ち、傷口を直視・・・
うまいこと脇のしわに沿って切ってあるらしく、ほとんどわからない状態でした。

傷の痛みなどは全くないんですが、腕を上げようとすると突っ張るような引っ張られるような鈍い痛みのようなものを感じる状態。

退院3日目での腕の上昇角度は、時間をかけてやっと180度近くまでいくくらい。

手術直後は90度もいかなかったものが、入院中に90度は余裕で上がるようになり、退院三日目で180近くまでOKになった。
なかなか順調だったと自分では思ってます!

そして、説明を受けていたとおり二の腕の裏側の感覚はほぼ麻痺してる状態です。
手術前から始まっていた大量のオリモノも、手術後から全くでなくなりました。

ハーセプチンの影響だったのか、手術前の精神的なものだったのか未だにわかりませんがとりあえず一安心しましたね。

 

- リンパ液が溜まってしまうと注射で抜かれる -

手術から一週間くらいで脇の傷口の下あたりがぷっくりと腫れてきました。
腕もそうですが、リンパ液がたまって浮腫みがひどくなると痛みや熱を伴うようになってきます。「浮腫みがひどいようであば注射器で抜くので大丈夫です!」と先生に言われてましたが、それはそれで恐ろしい・・・。
注射器は絶対いやだったので”頼むから自力で吸収してくれー!!”と祈ってた甲斐あって、そこまでひどくはなりませんでした。

 

現在も多少の浮腫みは常にあります。
反対の腕と比べると明らかに術側のほうが太い。
ちょっと重いものを運んだり、酷使したり、長時間同じ体制でブログ書いてたりするとすぐに二の腕が張ってくるので、休み休みって感じです。

 

 

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